霧箱


【写真、動画】



線源からのα線の様子(ランタン用のマントルを使用)




霧箱の全体像とセットアップの動画
帯電させた棒を近づけてイオンを除去している。


【霧箱の説明など】
霧箱の原理
霧箱に入れている線源の説明


【製作にあたって】
○材料、値段
 側面はアクリル30cm長×8cm高×1cm厚 (3000円)
 底面はアルミ板2mm (2000円)
 上面は5mmガラス

 照明はLED120個(15000円)、AC100VをDC12Vに変換して使っています。

○製作について
 工作室にて、ボール盤などで穴あけをしてLEDの取り付け部分を製作しました。
 ドライアイスで冷却した時に、霜などがついてショートしないように、配線部分などはシリコンボンドで埋めてあります。


【今後に向けて】(さらに改良するには…)
○電場
 イオンが溜まってしまうと、理想的な過飽和状態が続きませんので、内部に1000Vぐらいの電場をかけるといいと思います。
 今はポリエチレン棒の静電気を用いています。
○ガラスの曇り止め
 長時間展示していると、ガラスが曇ってしまいます。ドライヤーで適宜暖めていますが、電気ヒーターを備え付ければこのような手間が省けます。


【リンク】
○名大理学部 F研内の霧箱紹介ページ  製作過程から原理までを丁寧に説明してあります。
有限会社ラド  商用の霧箱を製作・販売している会社です。寸法などが公開されておりますので、参考にしました。


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